
代表挨拶
医療現場には、患者さんに真摯に向き合う先生方と、それを支える多くのスタッフがいます。しかし近年、クリニックの運営はますます複雑化し、院長先生が本来の診療に集中できない状況が増えています。
私はこれまで、全国の宿泊業を支えるシステムエンジニアとして経営支援に携わり、その後、医療業界に転じて営業・事務長業務の現場を経験してきました。現場の悩みを、ただの「代行」ではなく、「伴走」として支えたい——そんな思いから、合同会社ビバウェルを立ち上げました。
私たちは、事務長という職種に着目し、「育成」と「内製化」にこだわる支援を提供しています。外部委託では得られない、現場に根ざしたノウハウを職員の中に蓄積し、組織の即応性と持続的な成長を実現すること。それが私たちの使命です。
ともに悩み、考え、行動するパートナーとして、これからも地域の医療機関の発展を支えてまいります。
合同会社ビバウェル
代表社員 須藤 篤
会社概要
会社名 | 合同会社ビバウェル |
英文社名 | VIvawell LLC |
代表社員 | 須藤 篤 |
従業員数 | 2名(外部パートナー・協力事務長あり) |
所在地 | 〒351-0101 埼玉県和光市白子3丁目20番11−602号 |
TEL | 090-8813-2550 |
事業内容 |
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アクセス
- 所在地:
埼玉県和光市白子3丁目20-11-602 - 営業時間:
平日9:00~18:00 / 土日祝定休
クリニック専門のコンサルタントを目指した理由
なぜコンサルタントなのか
私はもともと、観光業向けのシステムエンジニア(SE)として、要件定義や設計、現場研修など“上流工程”を担当していました。全国を飛び回る中で、多くの熱意ある経営者と出会い、地域ごとに個性を持つ旅館やホテルの姿に心を動かされました。
「現場を支える側でなく、経営に関わりたい」
そう強く思ったのが、私が経営を志した原点です。
しかし、SEとしての経験はあっても、経営の知識はゼロ。私は思い切って医療業界の営業職に転身しました。電子カルテの販売・導入支援を担当し、SE時代の提案力が活きる中で、課題解決型の提案が院長先生方に喜ばれました。
やがて私は、レントゲンやCT機器の導線や見せ方まで提案し、「患者様に選ばれる診療所づくり」にまで踏み込むように。医療の質と経営改善の両立に手応えを感じ、「もっと中に入りたい」と思い、医療法人の事務長へ転職しました。
それから約10年。私は現場に立ち、理論ではなく実践で成果を積み重ねてきました。
外から指示するのではなく、“やってきたこと”が私の武器です。
当初は数字ばかりを追いかけていた私ですが、やがて「それだけでは足りない」と気づき、次のステップを踏み出すことを決意しました。


なぜクリニックなのか
経営の道を歩んでいた私に、人生を大きく揺さぶる出来事がありました。
家族が白血病を患い、さらに私自身も悪性リンパ腫という命に関わる病と向き合うことになったのです。
これまで私は、「数字を上げること」や「経営を良くすること」にやりがいを感じていました。
しかしこの経験を通して、医療の本質とは“命を救うこと”であると、深く実感しました。
幸いにも、適切なタイミングで治療に入ることができ、抗がん剤や継続的な投薬により命をつなぐことができました。
医療職としての立場から、検査を受けやすい環境や、医師会のネットワークによる早期の紹介があったことが大きな支えでした。
1か月の入院、6ヵ月のCHOP療法を経て、今では半年に一度のCT検査のみ。寛解を維持しています。
この経験から、私は確信しました。
「早期発見の入り口」は、大病院ではなく“地域のクリニック”にある、と。
身近に相談できる場所があるかどうかで、命が救われるかどうかが決まるのです。
私は、そんなクリニックに対して、現場目線の経営支援を行い、命を守る医療の価値を支えたい。
数字の先にある“命の重み”に、真摯に向き合う支援をしていきたい。
――だから私は、「クリニック専門」のコンサルタントを選びました。
クリニックが抱える構造的な問題
なぜ、院長先生は“ひとり”で戦っているのか?
クリニックには、多くの人が気づいていない構造的な問題があります。
それは、ほぼすべての業務が院長先生に集中しているということです。
医学を極めるため、血のにじむような努力をしてきた先生方ですが、「経営」は誰からも教わっていません。
開業時も、成功の“勝ち筋”があったとしても、整理された情報が得られず、開業支援業者に言われるままスタートしてしまうケースが少なくありません。
毎日診療に追われながら、気がつけば“経営者”になっていた。
これが、現代の多くの院長先生の現実です。
もちろん、中には恵まれた環境で順調に経営を続けている方もいますが、それはごくわずか。
大半の先生方は、頼れる存在もなく、たったひとりで孤独な戦いを続けています。
経営学には「スパン・オブ・コントロール」という概念があり、1人の管理者が適切に見られる部下の数は5〜8人程度とされています。
それを超えると、スタッフの状態を把握できず、情報共有やモチベーションに課題が生じます。
果たして、10名、20名の組織を院長先生ひとりでマネジメントするのは可能でしょうか?
――答えは明らかです。
だからこそ、今必要なのはもうひとりの経営の目。
それが、「事務長」という存在であり、院長先生の“右腕”なのです。
そうすることで院長先生がかかわる人員を最小限にして、浮いた時間でやるべきことに注力できるのです。


ビバウェルの使命
ビバウェルの使命は――
**「院長先生が本当にやりたかったことを、やれる環境をつくること」**です。
診療、経営判断、スタッフ管理、業者対応、広告戦略…。今の院長先生は、あまりにも多くの役割を背負っています。
でも冷静に見れば、“院長先生にしかできないこと”はそれほど多くありません。診察は勤務医が担えますし、経営も信頼できる右腕がいれば支えられます。院長先生にしかできないのは、ただひとつ――**「どこへ向かうのか」という、クリニックの“方向性”を示すこと。**私たちは、その一点に集中していただきたいのです。なぜなら、そこにこそ“クリニックの魂”があるからです。
その環境を支えるのが「事務長」という存在です。しかし、経験者はほとんどおらず、2人3人と配置できる余裕もないのが実情。だからこそ、**院内で育てるしかない。**時間もかかりますし、試行錯誤も必要です。そこで、私たちビバウェルが伴走し、迷いを最小限に抑えながら、早期に成長を導いていきます。
「本当にやりたかった医療を、思い切りやってほしい」「本当に実現したい経営を、楽しんでほしい」。それを支えるのが、私たちの仕事です。――それが、ビバウェルの使命です。